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BMWのエンブレムはプロペラがモチーフ?

プロペラのようなBMWのエンブレム。白と青が一組ずつ向かい合った4つの扇があり、これらを囲む黒いリングにBMWと記載されている。
どのような意味が込められているのだろうか。

BMWのエンブレム

エンブレムの配色に使われている白と青はBMWの本社があるドイツ・バイエルン州の色である。
1929年に出された広告では、航空機のプロペラが白と青に塗り分けられた四分色がBMWのエンブレムに見立てられてデザインされている。
これがきっかけでプロペラをモチーフとしているといわれるようになった。
実際、BMWは車ではなく航空機エンジンの製造から始まった会社である。BMW自身もこのエンブレムのモチーフについて否定することはなかったし、公式見解として発表することもあった。
その後、BMWの広告や出版物でもBMWのエンブレムが回転するプロペラであることを裏付けする記事を掲載していたのだった。
2020年3月にBMWの公式サイトでは以下のよう見解を発表している。
・創業当初エンブレムはなかった
・1917年10月新しいエンブレムを登録する際、母体である「Rapp Motoren Werke」のロゴマークから円は残し、州旗をモチーフにした
商標登録の際、州旗のままでは使えないため、色調は反転。
・1929年の広告ではプロペラの軌道をBMWのエンブレムとして描いたものが公開されたため、プロペラをモチーフにしたという説ができた
つまり元々は前身の会社と州旗がモチーフではあったが、後付けでプロペラをモチーフにしたほうが、ロマンがあるということで定着させていったというのが見解といえるだろう。

公式エンブレムがリニューアル

1917年に今のデザインとなったBMWのエンブレムは大きな変化はないが、時代とともに細かい変化をしている。
2020年3月にエンブレムがリニューアル。黒い縁が透明になったのだ。なお、このエンブレムは車両に使われるのではなく、広告のみで使用されている。

BMWが発表している車のラインナップについて

BMWの基本シリーズは1~8の数字を使って表されている。BMWの購入を検討するならチェックしておきたいのが定番の3シリーズだ。
3シリーズは大きすぎず、小さすぎず丁度よいサイズ感ながら、BMWらしい走行性能を兼ね備えている。
コンパクトなタイプが好きなら1シリーズ、大きめの車が欲しいなら5シリーズや7シリーズを選ぶといいだろう。